こんにちは!ちゃちゃです。
今日の記事は、『御社のチャラ男』の読書記録です!
個人的読んでよかった度 ★★★★★
- 『御社のチャラ男』
- 著者:絲山秋子
- 発行所:講談社
- 発行:2020/1/21
- ページ数:317P
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『御社のチャラ男』はどんな本?

『御社の社長』は、ジョルジュ食品のチャラ男部長「三芳道造」を
同じ会社のさまざまな社員の目線から語った小説です。
16章に分かれており、章ごとに目線が変わります。
例えば一章は「岡野繁夫(32歳)」目線で物語が始まります。
どの登場人物の目線でも、少なからず共感できるところや
心に響くところがあり、非常に読みやすい本でした。
『御社のチャラ男』を読んだきっかけ

読書好き、映画好き、サブカル好きの友人のすすめです。
タイトルを聞いたときは「なんだ??」と思いました。
でも友人を信じて、読んでよかった!
自分で本を選ぶと、どうしても好きな作家、好きな雰囲気の表紙から選びがちですよね。
人のおすすめに飛び込んでみることって大事だと学びました!
一番印象に残ったところ
運命は必ずそのひとの弱点を暴きに来る。
美しさや健康にこだわるひとは、だらしない体形や不摂生に酔う人を嫌う。そうなることを一番恐れているからだ。
正直さにこだわるひとは嘘つきを嫌う。そうしないと自分を保てないからだ。
善良を自覚するひとは無自覚な冷酷さを露呈する。気がつかなくてなによりだ。
優しいひとは矛盾に突き進み、結局はばかを見る。
人生は悲しい。
208-209ページ
みんな何かに囚われているんだな。。。
弱点を覆い隠そうとした結果として、自己を形成している。
うまく言えないけれど、そんなことを考えました。
そして、自分の「~でなければ」思考をもっとゆるめたいとも考えました。
『御社のチャラ男』はこんな方におすすめ

- 人間のめんどくささを感じたい方
- 視野を広げたい方
- 会社にチャラ男がいる方(笑)
ひとこと感想

みんないろんなことを考えていて、人間って面白いな~。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
よかったら本書も読んでみてください。
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